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「琴で和文化の魅力伝える」 仙台・生田流操春会、オーストリアで演奏 音色と着物で聴衆魅了

和装で琴を演奏する会員たち=オーストリア・リンツ市(鶴巻さん提供)

 宮城県内の琴の奏者でつくる社中「生田流操春会」の会員がオーストリアで開かれたイベントに出演し、琴の演奏を披露した。伝統的な日本の芸能を広め、歓迎を受けた会員たちは和文化の魅力を再認識し「また海外で演奏を披露したい」と意気込みを新たにしている。

 イベントは日本とオーストリアの国交樹立150周年を記念し先月22日、同国のリンツ市で「リンツ・ジャパン・デイ」と銘打って開催された。
 会員8人が現地の屋内ホールで約15分間、尺八に合わせて「荒城の月抄」と「岬の灯台」を奏でた。着物で音色を響かせる姿に、集まった約500人がくぎ付けになったという。
 操春会代表の鶴巻春雲さん(仙台市青葉区)は「日本にはない観客の盛大な拍手に驚いた。琴に興味を持つ人が多く、海外に来て改めて、日本文化の良さを感じた」と言う。
 イベントを企画した関西の旅行会社の関係者と鶴巻さんが旧知の間柄で、会員を招いた。鶴巻さんらは日本から琴や尺八を持ち込んで演奏に臨んだ。
 会員たちは現地に8日間滞在し、着物姿で現地を歩くなどして日本文化を発信した。会員の主婦渋谷かおりさん(56)=青葉区=は「日本を好きな人が多く、琴や着物などを喜んでくれた。また外国人に向けて琴を披露したい」と話した。
 イベントには操春会の他、日本全国から書道家や着付師ら約40人が招待された。リンツ市と姉妹都市の栃木県那須塩原市の職員や現地の日本大使も参加。和太鼓の演奏や着物の着付けを現地の人に体験してもらうブースも設けられた。
 生田流操春会は会員約40人。主に鶴巻さん方で活動し、過去に台湾やチェコ共和国などでも演奏したことがある。


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2019年07月31日水曜日


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