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青森などの縄文遺跡群、世界遺産候補に 文化審議会が2度目の選定

 国の文化審議会は30日、2021年の世界文化遺産登録を目指す推薦候補に、北海道と青森、岩手、秋田3県の「北海道・北東北の縄文遺跡群」を選んだ。文化審の推薦決定は昨年に続き2度目。政府は来年2月1日までに国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦するかどうか検討する。
 縄文遺跡群は三内丸山遺跡(青森市)や御所野遺跡(岩手県一戸町)、大湯環状列石(鹿角市)など17遺跡で構成。4道県は1万年以上続いた縄文時代の変遷を示す遺跡群として、世界的価値を強調してきた。
 文化審議会は昨年7月にも縄文遺跡群を推薦候補に選んだが、ユネスコが20年登録分から推薦枠を1国1件に制限。同年の自然遺産登録を目指す「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄両県)と競合したことから、昨年11月に政府が推薦を見送った。
 文化審議会の佐藤信世界文化遺産部会長は記者会見で「昨年度の選定を引き継ぐことを基本とした。農耕文化以前の漁猟段階における社会の在り方と高度な精神文化が考古学的に証明できる遺産だ」と述べた。
 政府が推薦を決めれば、20年秋ごろユネスコの諮問機関が現地調査し、21年5月ごろ登録の可否を勧告。同年夏の世界遺産委員会で審議される。


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2019年07月31日水曜日


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