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<学力テスト>仙台と宮城他地域 埋まらぬ差

 全国学力テストの結果が31日公表され、宮城県内の平均正答率は中学校の国語以外で全国平均を下回り、仙台市を除く県全体は全ての科目で平均に達しなかった。同市は中学生の国語、数学が全国20政令市の中でトップとなり、英語も平均を上回った。仙台市と他地域の差が依然として埋まらない現状が浮き彫りになった。
 仙台市と、同市を除く県全体の平均を比較すると、小学校の国語で2ポイント、算数は3ポイント、中学校の国語は6ポイント、数学、英語はいずれも8ポイントの差があった。
 数学は基礎的な問題で得点できず、英語も「聞く」「読む」「書く」の全ての領域で平均を下回った。両科目の全国順位は最下位グループに低迷する。
 小学校の差は前年と比べて改善傾向にあるが、中学校は前年並みにとどまった。県教委義務教育課の奥山勉課長は「小中学校で今年も平均に届かなかったことは大きな課題だ」と危機感を強めた。
 県教委によると、生活習慣の改善や体力向上に取り組む女川町や塩釜市などで伸びがみられるという。同課の担当者は「成果はまず小学校に現れる。中学校でも徐々に結果が出てほしい」と期待した。
 仙台市は前年度に続き安定した成績を収めた。市教委の田辺泰宏学びの連携推進室長は「小中共に例年通り。普段の授業の成果が出た」と胸を張った。
 市教委が独自に実施する標準学力検査や学区ごとに取り組む小中学校の連携が奏功していると強調。「検査結果を共有し弱点を補強し合っている」と語った。
 全国20政令市の中では平均をやや下回る小学校については、下位層の児童の学力向上に力を入れ、学力の底上げを図る考え方針を示した。


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2019年08月01日木曜日


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