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<福島第2原発>規制委員長「第1の作業優先で」 早期安定化望む

 原子力規制委員会の更田豊志委員長は31日の定例記者会見で、東京電力福島第2原発の廃炉正式決定について「福島第1原発の廃炉作業に悪い影響が及ばないよう、人員投入などの優先順位を誤らないでほしい」と述べ、第1原発の安全な廃炉を最優先すべきだとの考えを明らかにした。
 更田氏は「非常に困難な第1原発の廃炉を抱える事業者が(第2原発)4基全部の廃炉も抱える意味で、人員や資金の問題はより困難だろう」と指摘。「第1原発に滞留する汚染水、原子炉格納容器内に分布する核燃料物質など、より不安定でリスクが高い状態のものから先に手を付け、早く安定化させることが重要だ」と強調した。
 東北電力が7月29日に申請した女川原発1号機の廃止措置計画を巡り、更田氏は「東北電にとって廃炉は初めての経験」として、先行して廃炉に取り組む電力会社との経験共有を要望。再稼働に向けた審査が大詰めの2号機を念頭に「動かそうとする原子炉と廃止しようとする炉が同居する。細心の注意を払ってほしい」と注文を付けた。
 使用済み核燃料の貯蔵方法に関しては、金属容器に入れて空冷する「乾式貯蔵」を促す方針も示した。


2019年08月01日木曜日


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