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<楽天>継投策ズバリ 先発釜田3回1失点、2番手辛島3回無失点7勝目

日本ハム戦に先発した東北楽天・釜田
4回から登板し、7勝目を挙げた東北楽天・辛島

 東北楽天は相手のお株を奪い、術中にはめた。3回を目安に短いイニングで先発を代える「ショートスターター」。日本ハムが多用する戦術を今季初めて採用。鮮やかな逃げ切り勝ちに、平石監督は「投手陣がよくつないでくれた」と満足げだ。
 2−1の四回、2番手を託された辛島は「やったことがないこと。いつもと違う緊張感があった」と言う。毎回安打を許す苦しい展開も「なんとかゼロで抑えようと思った」。先の余力は考えず、打者一人一人に全力で向き合った。予定の3イニングを無失点でしのぎ、悠々とベンチに引き揚げた。
 先発釜田も「いつもより一人一人と対戦する意識が強く持てた」と振り返る。一回、不運な内野安打と暴投で先制されたが、その後は最速147キロの切れのある直球で、相手を押し切った。
 伊藤投手チーフコーチは「どうすれば投手が生きるかを考えた」と語る。試合前まで釜田は2巡目の被打率が3割近く、3巡目が約5割と回を重ねるごとに精彩を欠いていた。一方辛島は最近調子を落としているが、今季日本ハムには防御率2点台と相性がいい。二人の長所をつなげ、短所を消した。
 平石監督は「(釜田、辛島でショートスターターを)毎回やるか分からない」とした上で、「戦術の幅は広がった」とみる。優勝に向けて一戦一戦の重みが増す中、他チームが厄介視する手駒を手にしたのは大きい。(狭間優作)


2019年08月02日金曜日


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