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<仙台母子心中>出席日数食い違い、車から降りなくても「登校」? 学校「来た頑張り評価」

 仙台市泉区で2018年11月、寺岡小2年の女子児童(8)へのいじめを苦に母親が女子児童と無理心中したとみられる事件で、学校が18年8月、母親の車で学校に来た女子児童が車中に残ったまま帰宅したのに、「出席」扱いにしていたことが2日、分かった。
 18年度の出席日数を巡っては、遺族と学校で認識が食い違う日が計6日ある。遺族は「車から降りていないのに、なぜ出席にするのか。そこまでして出席日数を増やしたかったのか」と学校の判断を疑問視する。
 市教委と遺族によると、女子児童は昨年8月28日の放課後、母親の車に乗って学校を訪問。駐車場に止めた車の中で後部座席に座ったまま担任、主幹教諭と十数分、会話したという。
 校長は、場所に関係なく教員が女子児童に「指導」したとして、出席と判断した。市教委は遺族に「女子児童が車内に残ったままだったことは事実だが、校長は学校に来たという頑張りを評価した」と説明した。
 女子児童は、8月24日に「しにたいよ」とメモに書き、母親が同日中にメモを校長に手渡し、いじめを訴えていた。「車中出席」の日は、その4日後だった。
 年間の欠席30日は市教委や学校が重大事態として、いじめの調査を始める基準日数。学校は最近になり、女子児童の通信簿の欠席日数を2日減らし、計28日と訂正した。一方、遺族は母親が残した記録などから計34日だったと反論している。


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2019年08月03日土曜日


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