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「ホット一息」届けて5年 仙台の喫茶店主、災害公営住宅でコーヒー提供 

参加者にコーヒーを提供する西垣さん(右端)

 仙台市宮城野区の喫茶店「喫茶ひこ」の店主西垣信彦さん(64)が、同区の災害公営住宅「田子西市営住宅」で毎月開かれている「うたカフェ」で自家焙煎(ばいせん)コーヒーを提供し、喜ばれている。市内で最初に東日本大震災の被災者の入居が始まった市営住宅との付き合いは、10月で丸5年。西垣さんは「1杯のコーヒーで気持ちが軽くなってほしい」と話す。

 市営住宅の自治会が開く「うたカフェ」は、仙台市の公益財団法人「音楽の力による復興センター・東北」が協力する。市営住宅と近隣の住民が参加費100円を払い、仙台オペラ協会の会員と体を動かしながら歌とコーヒーを楽しんでいる。
 7月19日のカフェには約40人が参加。シンガー・ソングライター米津玄師さんの「パプリカ」など3曲を歌った後、コーヒーを味わった。
 2014年のスタート当初、参加者は10人足らずだった。田子西町内会の川名清会長(70)は「近隣住民にも呼び掛けたことと、おいしいコーヒーが魅力になって参加者が増えた」と話す。
 西垣さんは、近くの市民センターでコーヒー教室を開いた縁で声が掛かったという。「喜んでもらえてうれしい。個人でやれることに限りはあるが、無理のない範囲で続けたい」と話した。


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2019年08月03日土曜日


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