宮城のニュース

震災メモリアル拠点 市民と専門家ら役割や機能議論 仙台でイベント

震災メモリアル拠点の役割や機能について意見を出し合った

 仙台市が市中心部に設置を検討する「震災メモリアル拠点」の在り方を考えるイベントが3日、青葉区のせんだいメディアテークであり、市民約60人と専門家が拠点の役割や機能について意見を出し合った。
 総合地球環境学研究所(京都市)の寺田匡宏客員准教授(歴史学)が基調講演した。阪神大震災の教訓を伝える施設「人と防災未来センター」(神戸市)の展示物が、行政主導で整備されたため「市民に遠いものになった」と指摘。構想段階で市民の声を取り入れることの大切さを説いた。
 講演の後、参加した市民は8グループに分かれ議論し「東北の拠点として整備し、海外にも情報発信するべきだ」「犠牲者の無念を知る場にしてほしい」などと提案。「仙台中心部はあまり被災していない。(拠点整備は)後ろめたさもある」との声もあった。
 市は専門家でつくる中心部震災メモリアル拠点検討委員会を今年1月に設置した。市民の意見を反映させながら検討を進め、2020年度末までに基本構想をまとめる。


2019年08月04日日曜日


先頭に戻る