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川崎町長に小山氏が3選 大差で前町長佐藤氏を破る

3選を果たし、支持者から花束を受け取った小山氏(右)=4日午後9時25分ごろ、宮城県川崎町の事務所

 任期満了に伴う宮城県の川崎町長選は4日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の小山修作氏(61)が無所属で前町長の佐藤昭光氏(71)を下し、3選を果たした。
 午後9時すぎ、同町前川の事務所に当選の一報が届くと、支持者から歓声が上がった。小山氏は「子育て支援などの施策を評価してもらい感謝している。3期目は交流拠点となる道の駅の整備を進めていきたい」と語った。
 選挙戦では、子ども医療費無償化などの子育て支援や、県内自治体で最も早く全小中学校にエアコンを導入した実行力を強調。町民も2期8年の実績を評価した。
 佐藤氏は現職の政治姿勢の批判に力点を置いたが、立候補の正式表明が告示1週間前と出遅れ、支持の広がりを欠いた。
 当日の有権者は7608人。投票率は71.12%で、2015年の前回を9.64ポイント下回った。

川崎町長選開票結果(選管最終)
当 3,809 小山 修作 無現(3)
  1,505 佐藤 昭光 無前 

◎道の駅整備説明不可欠

 【解説】2011年と同じ顔触れの一騎打ちとなった川崎町長選は、現職の小山修作氏が3選を決めた。これまでの2期8年で大きな失策はなく、町民は町政の継続を選択した。
 給与を1期目の35%に続き2期目も30%カットし、子育て支援に充てた。廃校小学校4校の利活用、観光交流事業として川崎レイクサイドマラソンの開催など町活性化に向けた施策を着々と進めてきた。
 無投票3選もささやかれていた。告示1週間前に前町長の佐藤昭光氏が立候補を決断したものの、出遅れは明らかだった。事実上、小山氏の信任投票となった感は否めない。
 佐藤氏は公共事業の入札結果の情報公開や職員の起用などを挙げ、小山氏の姿勢を「隠蔽(いんぺい)体質、独善的だ」と訴えた。現職の批判票を一定程度集める効果はあったが、大きな争点にはならず、浸透しきれなかった。
 小山氏は3期目の重点公約として道の駅整備を掲げる。交流人口の拡大と産業振興を図る中核施設と位置付けるが、「道の駅ブームは過ぎた」との声もある。費用対効果も含めた丁寧な説明が不可欠だ。
(大河原支局・山口達也)

◎現場主義と「本気」貫く/川崎町長に3選した小山修作さん

 現職にもかかわらず、のぼり旗を持って朝の街頭に立つ。「町民と直接、顔を合わせる大切な機会」と強調。現場主義を大事にする。
 座右の銘は「本気でやれ」。施策は間髪を入れずに実行し、職員にも求める。「厳しいかもしれないが、それが町民のためになる」
 小中学校へのエアコン設置が、その象徴だ。職員に奮起を促して今年6月、県内自治体で初めて全校で導入した。
 趣味は映画鑑賞。「公務が忙しく、ほとんど見られないのが悩み」と笑う。川崎町前川の自宅で妻、子ども2人と4人暮らし。

(おやま・しゅうさく)57年8月14日、川崎町生まれ。東北学院大卒。04年から町議を2期。任期途中の11年8月の町長選で初当選。15年8月に再選。61歳。


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2019年08月05日月曜日


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