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<甲子園>東北に大旗を(下)

仙台育英
鶴岡東

 令和初の甲子園大会となる第101回全国高校野球選手権大会が6日、開幕する。東北からは八戸学院光星(青森)花巻東(岩手)仙台育英、秋田中央、鶴岡東(山形)聖光学院(福島)が出場する。夏の大舞台で東北勢初の優勝に挑む6校を紹介する。

◎仙台育英 3年連続28度目(宮城)

切れ目ない打線が強み

 宮城大会の決勝は東北との打ち合いの末、3年連続28度目の甲子園出場を決めた。勝ち進むごとに調子を上げていった強力打線と、層の厚い投手陣で全国制覇を目指す。
 宮城大会はチーム打率3割4分5厘で総得点49。打率5割超の3番入江が打線を引っ張る。主将の千葉は決勝で逆転本塁打を放つなど勝負強さが光る。準々決勝から1番に打順を上げた中里も好調で、下位には木村や水岡ら好打者がそろっている。切れ目がないのが強みだ。
 投手陣は全6試合を継投で乗り切った。先発、救援どちらもこなす主戦の大栄と鈴木が軸。左腕笹倉、右腕伊藤の1年生コンビも宮城大会を通して成長を見せた。
 昨夏は初戦で浦和学院(南埼玉)に0−9で大敗した。須江監督は「全員の力を合わせて、昨年の悔しさを晴らしたい」と言葉に力を込めた。

◎鶴岡東 3年ぶり6度目(山形)

4割超え強打者ずらり

 準優勝に終わった昨夏の悔しさを糧に3年ぶり6度目の出場を決めた。決勝は山形中央に先制されながらも、四死球で得た好機に下位打線が安打を重ね、五回に7点を挙げて快勝した。
 チーム打率は3割8分9厘。3番山下が5割に達したのをはじめ1番河野、2番竹花、5番丸山が共に4割5分を超える好調ぶり。4割1分の宝田を8番に置き、切れ目のない打線をつくった。大会3本塁打の丸山は3歳上の兄も同校から甲子園に出場。「兄を超えたい」と意気込む。
 主戦の左腕池田は3試合12回を投げ、多彩な変化球を武器に8安打2得点に抑えた。5試合で失策1の野手陣の守備の堅さも光った。
 佐藤監督は「状況に応じ各自がやるべきことを落ち着いて判断できるように準備する。どこからでもチャンスをつくり、得点できる状態に仕上げたい」と話す。

◎聖光学院 13年連続16度目(福島)

主戦堅固な守備けん引

 6試合を戦った福島大会は初戦から3試合をコールド勝ちで進み、合計失点はわずか4点。春の県大会で2回戦敗退を喫した悔しさをばねに甲子園では過去最高のベスト8超えを狙う。
 準決勝、決勝を完封した主戦須藤が守備をけん引する。制球力が良く、鋭い内角攻めと緩急を織り交ぜた投球術が持ち味。
 野手陣の堅守も光る。6試合で失策は2。相手打者によって選手たちが自ら陣形を変えながら戦う高い守備力に斎藤監督も太鼓判を押す。
 チーム打率は3割2分9厘。須藤とバッテリーを組み、打率5割を超える吉田修が攻撃の要。犠打などの小技や足を生かして着実に得点を重ねる全員野球で甲子園でも駒を進めたい。
 斎藤監督は「派手さはないが、全員やるべきことをやる良いチーム。一戦一戦しっかり戦い抜きたい」と話した。


メンバー表の◎は主将、丸数字は学年


2019年08月05日月曜日


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