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サンマ不漁よぎる中 女川港から船出「厳しそうだが、行ってみるしかない」

手を振りながら出港する船を見送る子どもたち

 女川町や石巻市に船籍を置く小型サンマ漁船(10トン以上20トン未満)6隻が5日、女川町の女川港を出発した。4年連続の不漁が予想される中、10日の漁解禁に向け、拠点となる北海道・釧路港に向かう。
 国立研究開発法人水産研究・教育機構の推計によると、今漁期(8〜12月)の来遊量は昨年を下回る見通し。第57久丸(女川町、19トン)船頭の阿部力夫さん(66)は「今年も厳しそうだが、行ってみるしかない」と気を引き締めた。
 同町の女川魚市場は昨年、1万4000トンを水揚げした。加藤実社長は「消費者のサンマ離れが心配だ。(不漁の)予報が外れ、大漁になってほしい」と願った。
 サンマ漁は2015年以降、深刻な不漁が続く。水産庁は今年から公海での通年操業を可能にしたものの、5〜7月の漁獲量は昨年の試験操業の57%に低迷した。加藤社長は「秋のサンマの価格にはあまり影響しないだろう」と話した。
 女川港ではこの日、大漁旗を掲げた漁船が汽笛を鳴らし次々と出港。家族らが手を振って見送った。


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2019年08月06日火曜日


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