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<南部九州インターハイ>男子100/鵜沢(宮城築館)圧倒V 出遅れ焦らず後半加速

男子100メートル決勝 10秒19で優勝した鵜沢(伊深剛撮影)

 第10日は5日、沖縄県沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムなどで6競技が行われ、陸上100メートルの男子は2年生の鵜沢飛羽(宮城・築館)が追い風2.9メートルの参考記録ながら10秒19で勝った。女子は御家瀬緑(北海道・恵庭北)が11秒51で制し、史上9人目の連覇を果たした。男子走り幅跳びは2年生の藤原孝輝(京都・洛南)が8メートル12の高校新記録で優勝した。

 宮城の陸上短距離のホープが偉業を成し遂げた。築館2年の鵜沢は花形種目の男子100メートルで県勢で初の頂点に立った。追い風参考ながらマークしたタイムは10秒19。陸上を始めて1年半で高校日本一のスプリンターの称号を得た。
 苦手のスタートで後れを取っても焦らなかった。持ち味は後半の走り。「70メートル辺りで追い越し、スピードに乗っていけた」。フィニッシュ直後、右手を突き上げ、勝利を宣言。公認記録であれば、桐生祥秀(日本生命)の大会記録に並ぶ異次元の速さだった。
 中学まではイチローに憧れる野球部のセンター。遠投で肘を壊して陸上に転向した。「長距離はやりたくない。400メートルは疲れる。100メートル、200メートルしかないな」。気軽に言いながらも、やると決めたらやり抜く有言実行のタイプだ。
 昨年秋の国体少年男子B100メートル決勝でフライングで失格になったり、県高校総体前にけがで出場が危ぶまれたりと起伏に富んだ競技人生を歩む。200メートルが得意で、100メートルの欠場もほのめかしていたが、「出て良かった」と笑う。
 「インターハイのために仕上げてきた。100メートル、200メートルもどっちもかっさらってやる」。決勝前に勇ましく語った言葉の半分は成し遂げた。「有言実行です」。7日の200メートルで2冠を狙う。181センチ、62キロ。(岩崎泰之)


2019年08月06日火曜日


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