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三陸鉄道・津軽石駅 着物地や帯で「新巻きザケ」飾り

着物地で作った新巻きザケ飾りをつるす住民たち

 東日本大震災で被災した宮古市津軽石の三陸鉄道津軽石駅に、着物地や帯を再利用して新巻きザケを模したつるし飾りがお目見えした。サケ漁が盛んな地域の歴史をPRしようと地元住民が手作りした。
 津軽石公民館の活動団体「いきいきサークル」の20人が5月から作り始めて7月末、待合室に42本を飾り付けた。長さ70センチ、幅15センチの実物大で、着物地ならではのあでやかな色合いが駅利用客の目を引く。
 津軽石駅は津波で浸水。リアス線が開業した3月23日は住民約200人が小旗を手に8年ぶりの鉄路復活を祝った。サークルの倉部洋子さん(72)は「あの日の感動は忘れない。サケのまちを盛り上げたかった」と語る。
 本州屈指のサケ漁獲量を誇る地元の津軽石川で漁が本格化する今秋以降、さらに新巻きザケ飾りを増やしていく計画だ。
 飾りを製作した伊藤美恵子さん(70)は「この活動を通じて私たちは元気でいるよと伝えたい。震災後の支援に対する感謝の思いを込めたので、ぜひ見に来てほしい」と呼び掛けた。


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2019年08月06日火曜日


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