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令和祝い 夜空に躍動 青森ねぶた祭

竹浪さんが文字をしたためた「料紙」。制作者の魂は細部に宿る=3日午後8時10分ごろ
ねぶた大賞に選ばれた「紀朝雄の一首 千方を誅す」=3日午後7時15分ごろ
市長賞の「浄焔 日本武尊(じょうえん やまとたけるのみこと)」。竹浪さんが制作し、景行天皇の皇子の日本武尊の雄姿を描いた=3日午後8時30分ごろ
初代天皇を題材とした知事賞の「神武東征」。制作者の北村麻子さん(36)は「改元を機に自分の国の成り立ちをねぶたを通して知ってほしい」と話す=2日午後8時55分ごろ

 青森ねぶた祭は7日、最終日を迎える。令和初となる祭りでは天皇にまつわるねぶたが市街地を彩った。
 今年の「ねぶた大賞」を受賞した青森菱友(りょうゆう)会の「紀朝雄(きのともお)の一首 千方(ちかた)を誅(ちゅう)す」は、天智天皇時代の伝説を取り上げた。鬼を操る藤原千方の討伐を天皇から命じられた朝雄は和歌を一首詠み、鬼を成敗する。
 「改元する今年にしかできないねぶたを作りたかった」と話す制作者の竹浪比呂央さん(59)。これまで題材としてきた青森の伝説を離れ、新天皇即位を祝う作品を選んだ。
 和歌が書かれた「料紙」をちりばめる新しい表現にも挑戦。一枚一枚、丁寧に和歌をしたためた。
 筆一本で鬼を退治した朝雄の姿に「争いが起きても武器を使わず、知恵を出し合って解決してほしい」との思いを重ねた。新時代への期待を乗せたねぶたが津軽の夜を照らす。


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2019年08月07日水曜日


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