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うごく七夕、けんか七夕開催 陸前高田

豪華な山車が中心市街地を練り歩いた高田町の「うごく七夕」

 東日本大震災で大きな被害を受けた陸前高田市が7日、伝統の夏祭りでにぎわった。高田町の「うごく七夕」と気仙町の「けんか七夕」には震災で散り散りになった人たちが集い、かさ上げされたまちに歓声がこだました。
 うごく七夕は、震災前の町内会ごとにつくる「祭組」が華やかに飾った山車10基を運行。威勢よい掛け声とおはやしを響かせ、ようやく店舗が立ち並び始めた中心市街地を練り歩いた。
 森前祭組は今年、準備の人手などが足りずに運行を休止。有志会長の鈴木正春さん(69)は「子どもたちのためにもやりたかった」と残念そうに語った。
 気仙町のけんか七夕では、今泉地区を会場に2基の山車が長さ15メートルの「かじ棒」と呼ばれる丸太をぶつけ合った。今年は山車に震災前の旧町内会名を冠して一層盛り上がった。
 仮設住宅から今泉地区に戻った菅野啓佑さん(77)は、再建した自宅前にベンチを置き、昔なじみの住民らと共に観賞。「楽しかった思い出がよみがえる」と喜び、まだ住宅がまばらな周辺地区に多くの住民が帰還するよう期待した。


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2019年08月07日水曜日


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