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<南部九州インターハイ>鵜沢(宮城・築館)圧勝2冠 短距離敵なし

男子200メートル決勝 追い風参考ながら20秒36で優勝した鵜沢(伊深剛撮影)

 第12日は7日、沖縄県沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムなどで6競技が行われ、陸上200メートルで男子は100メートル優勝の鵜沢飛羽(宮城・築館)が追い風参考ながら20秒36の好タイムで2冠に輝いた。女子は石堂陽奈(北海道・立命館慶祥)が23秒67で優勝した。
 800メートルの男子は日本選手権覇者のクレイ・アーロン竜波(神奈川・相洋)が2連覇し、女子はヒリアー紗璃苗(東京・明星)が制した。5000メートルで吉居大和(仙台育英)が3位、三段跳びで植野諒豪(岩手・盛岡市立)が5位、棒高跳び女子で杉沼凜穂(山形商)が6位に入った。
 新体操団体は、男子で青森山田が2位、盛岡市立(岩手)が6位だった。

◎男子200メートル 追い風参考20秒36「人より努力」

 スタートを鮮やかに決めれば敵はいない。男子200メートルは鵜沢が制し、5日の男子100メートルに続き2冠を達成した。タイムは追い風参考ながら20秒36。世界陸上の参加標準記録20秒40を超える走りにスタジアムがどよめいた。
 序盤で抜け出した。「直線に出た時には勝ったと思った。あとは全力」。大きなストライドでスピードを上げる。2位に0秒45の大差をつけ、高々と右拳を突き上げた。
 風速は2.1メートル。2.0メートルだったら公認記録となり、桐生祥秀(日本生命)の大会記録20秒66を抜き、サニブラウン・ハキーム(米フロリダ大)の日本高校記録20秒34に迫っていた。東京五輪の参加標準記録20秒24さえも視界に入る記録だ。
 自らの才能は否定する。「ただ、人より努力してきた自信はある」。高校入学してからこれまで、自宅横の260メートルの急勾配の坂を毎日20本から30本駆け上がった。倒れ込むまで自分を追い込み続けた日々が素質を磨き上げた。
 野球が好きで「陸上は二の次」といつも話すが、好記録連発に「もう野球なんて口が裂けても言えない」と笑う。強心臓とずばぬけた実力を兼ね備える2年生。宮城が生んだスプリンターが、サニブラウンや桐生らの間に割って入る日が来るかもしれない。181センチ、62キロ。
(岩崎泰之)


2019年08月08日木曜日


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