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<原発・福島のいま>双葉町、立ち入り規制緩和 検証委「線量低減」

 東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県双葉町は7日、2020年春を目指す避難指示の一部先行解除に合わせ、隣接する特定復興再生拠点区域(復興拠点)への立ち入り規制を緩和すると表明した。町が設置した放射線量に関する検証委員会が「区域の線量は十分に低減」との中間報告をまとめたのを受けた措置。
 隣接する北東部の避難指示解除準備区域(町域の約4%)と、拠点内のJR双葉駅周辺の一部区域などの避難指示先行解除が規制緩和の前提となる。規制緩和後は、22年春ごろを目指す復興拠点全域の避難指示解除を前に通行証なしで通行できるようになる。
 町は先行解除の是非を今後判断し、並行して規制緩和の準備協議を復興拠点内の行政区などと進める。
 町は7日の町議会全員協議会で検証委の中間報告を公表。中間報告は復興拠点の放射線量について「未除染区域があるものの自然減衰などが認められ、十分低減している」と評価した。
 一方、住民の被ばく線量の低減や入念な防護対策が重要だとして、迅速な除染を国に要請することなどを求めた。
 町は先行解除を目指す具体的な範囲案も示した。双葉駅周辺は東側に整備する駅前広場とし、準備区域に接続する町道を含めた。検証委は解除範囲の線量低減状況を引き続き検討し、10月にも最終報告をまとめる。
 町は居住開始時期について、復興拠点全域の避難指示解除時と想定する。


2019年08月08日木曜日


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