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野生のイルカ保護、特設プールに「放牧」青森・むつで研究本格化

保護したカマイルカに餌を食べさせる飼育員=2日、むつ市

 定置網で混獲された野生のカマイルカを保護、研究するプロジェクトが青森県むつ市で本格化している。市が中心になって8日、特設プールに「放牧」した。訪れた人が触れ合うことも可能だ。
 イルカは青森県深浦町沖で定置網に迷い込んだ雌の2頭で、県営浅虫水族館が保護、飼育していた。ともに推定年齢は7〜8歳で体長約2メートル、体重約95キロ。
 10月中旬まで、むつ市川内町の「かわうち・まりん・びーち」にネットを張って作った広さ8000平方メートルの特設プールで、より自然環境に近い状況で生態を研究する。ビーチの沖合に造ったセーフティーハウスで環境に慣らしてきた。
 カマイルカは毎年初夏に餌を追って陸奥湾に入ってくる。詳しい生態は分かっておらず、定置網に入った個体を野生に戻すことが難しい状況が続いていた。
 市海と森ふれあい体験館の五十嵐健志館長は「イルカの生態を解明し保護に役立てるとともに、環境教育の効果も期待したい」と話した。


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2019年08月09日金曜日


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