宮城のニュース

<甲子園>仙台育英、圧倒 先発全員の24安打20点

飯山―仙台育英 3回裏仙台育英2死三塁、大栄が右越え適時三塁打を放ち、3―0とする(藤井かをり撮影)

 第4日は9日、1回戦4試合が行われ、仙台育英、鶴岡東(山形)、今春の選抜大会準優勝の習志野(千葉)、鳴門(徳島)が2回戦に進んだ。
 仙台育英は五回に10得点するなど24安打20得点の猛攻で、初出場の飯山(長野)に20−1で大勝した。鶴岡東は高松商(香川)に6−4で逆転勝ち。花巻東(岩手)は4−10で鳴門(徳島)に敗れた。
 習志野は延長十回、沖縄尚学に5−4で競り勝った。九回に1点差を追い付き、十回は和田の適時二塁打で勝ち越した。

 ▽1回戦(第2試合)

飯  山(長野)001000000 =1
仙台育英(宮城)004310120×=20

 【評】仙台育英が24安打20得点で大勝した。1点を先取された直後の三回、2死一、三塁から千葉、大栄、笹倉の3連打で4点を奪うと、四回は小濃の適時打などで3点、五回は打者14人、9長短打の猛攻で大量10点を加えた。
 投手陣も4人の継投で2安打に抑えた。

 ○…1年生笹倉「試合のリズムはつくれた」 仙台育英は先発の1年生左腕笹倉が投打で活躍した。「点は取られたが試合のリズムはつくれた」と振り返った。
 投げては140キロ台の直球と2日前に握りを変えたチェンジアップでテンポ良く打ち取った。三回に四球から失点したが「ミスを取り返して先輩につなぐ」と奮起。直後と五回の打席で二塁打を放った。
 次戦に向け「真っすぐを簡単に当てられた。もっとコーナーを厳しく突かないと」と気を引き締めた。

◎好機ものにできた

 仙台育英・須江航監督の話 打線は焦らずに好機をものにできた。リードしてからも集中力を保って追加点を奪いにいけたのも良かった。継投も思い描いていた通りに進められたので全員を褒めたい。

◎3回集中打 流れを呼ぶ

 仙台育英が先発全員の24安打を放ち、20点を奪って大勝した。三回、先制点を許したが、冷静に相手投手の特徴を読み切り、流れを引き寄せた。
 1点を追う三回裏、口火を切ったのは5番の千葉主将だ。2死一、三塁から内角の直球を捉え、左翼線を破る二塁打にして2人をかえした。一回の好機では同じ球に力んで三振。「(内角を)続けて攻めてくることは分かっていた。しっかり振り抜けた」と振り返る。
 主将の一打にチームは勢いづく。左打者の2人、6番大栄が三塁打、7番笹倉も二塁打で続き、この回一挙4点。2人とも、前の打席で左打者への直球が真ん中付近に集まる傾向を感じ取り、迷いなく強振したという。
 圧巻だったのは五回。止まらない攻撃にスタンドもどよめいた。打者14人を送って畳み掛け、相手の反撃の意欲を断った。大会史上13度目となる1イニング全員得点も記録した。
 昨夏は初戦で浦和学院(南埼玉)に0−9と完敗。甲子園初勝利を挙げた須江監督は「前年の教え子たちの悔しさがあったから頑張れた」。千葉主将も「先輩の借りは返した。後は新しい歴史を築くだけ」と胸を張った。(大谷佳祐)


2019年08月10日土曜日


先頭に戻る