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<楽天>弓削、2戦連続で無失点 CS進出のキーマンに

プロ初勝利を完封で飾った東北楽天の弓削。右は捕手太田=7月30日、札幌ドーム

 東北楽天の新人弓削が後半戦で快投を続ける。1軍に再昇格した7月30日の日本ハム戦(札幌ドーム)は完封でプロ初勝利。8月6日の西武戦(メットライフドーム)では7回無失点で2勝目を挙げた。16回連続無失点中の左腕は「落ち着いて投げられているのが結果につながっている」と語った。
 好投の要因は直球と同じような腕の振りから投じられるカットボールだ。手元で小さく変化するのに加え、直球との約10キロの球速差が打者のタイミングを微妙にずらす。スライダーやカーブなど、複数の変化球で投手優位のカウントをつくれるのも強みだ。
 森山投手コーチは「カットボールがいいし、カーブやチェンジアップも効果的に使えている。変化球全般の球速が直球と近いので、打者は判断が難しい」と話し「こんなにいいなら、もっと早く出てきてくれれば良かったよ」と予想以上の活躍に頬を緩める。
 躍進の原動力となったのはプロ初登板だった4月4日の日本ハム戦(楽天生命パーク宮城)で味わった悔しさ。2点リードの五回に勝利投手の権利を得るまであとアウト二つの場面で降板した。
 2軍で投球フォームを見つめ直し、ウエートトレーニングを増やした。登板を重ねて自信をつけたが、1軍で再現できるかどうかは不安があったという。
 涼しい北海道でも、暑い埼玉県でも試合前の調整方法は社会人時代と同じ。環境が変わってもメニューを変えないことで、精神的に安定した状態でマウンドに臨めている。
 「与えられた役割を果たし、しっかり試合をつくることを継続したい」。2年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出へ193センチの大型左腕がキーマンとなりそうだ。(丹野大)


2019年08月10日土曜日


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