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福島の元気を軽快に発信 南相馬のマーチングバンドが東京で演奏へ

南相馬のマーチングバンド「Seeds+」のパレードをPRするチラシ

 福島県南相馬市の子どもたちによるマーチングバンド「Seeds+(シーズプラス)」が18日、東京都墨田区で行われる「すみだストリートジャズフェスティバル」会場で、マーチングを披露する。同区の地域住民らの招待を受け「福島から元気を伝えたい」と意気込んでいる。
 バンドのメンバー27人は18日午前11時から1時間近く、同区のJR錦糸町駅近くの北斎通り約250メートルをパレード。引き続き、フェスティバル会場で演奏する。
 Seeds+は、原町一小のバンドが前身。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で児童が各地に避難し、活動中断に追い込まれた。その後、父母や指導者の尽力やさまざまな支援を受け、現在は同小に限らず、小学生から大学生までが参加して活動している。
 子どもたちの姿や福島の実情は、ドキュメンタリー映画「MARCH」(2016年)で描かれた。昨年12月、区内で上映したのを契機に「10回目を迎えるジャズフェスに」という声が出て、地域住民が費用を集めて実現した。
 今月16日には区内のホールで「MARCH」が上映され、16日から18日まで会場周辺で福島の物販展や資料展示も行われる。「福島の現状を知り、関心を持ち続けることで、地域の防災意識も高めたい」と、招待に尽力した同区亀沢四丁目町会の飯沼清会長(69)は話す。
 Seeds+の鈴木香織代表(42)は「支援への感謝や、福島が前を向いて進んでいることを、演奏や交流を通して伝えたい」と話す。全国各地で活動しているが「公道でのマーチングパレードは今回が初めて。それも楽しみ」と言う。


2019年08月10日土曜日


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