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三陸道で落下物増加 事故の恐れ、宮城県警「注意を」

三陸沿岸道で発見された落下物の畳=4月20日午後5時ごろ、気仙沼市本吉町(仙台河川国道事務所提供)

 東日本大震災の復興道路に位置付けられ、宮城県内で延伸が続く三陸沿岸道で、落下物が増加している。無料で走行できる区間が多く、一般道の延長に近い感覚で走行している運搬車両が多いためとみられ、路上への立ち入りも多発している。いずれも重大事故につながる恐れがあり、県警が注意を呼び掛けている。

 6月19日朝、石巻市桃生町倉埣の三陸道下り線を、巨大なベージュの物体がふさいだ。道路に落ちていたのは、約1トンの汚泥が詰まった土のう。事故には至らなかったが、撤去作業のため約45分間、下り線は通行止めになった。
 6月末現在、県内の高速道路で回収された落下物の数は=表=の通り。三陸道は前年比1.3倍に増え、全体の6割を占める。
 畳や建築資材、家畜用飼料など落下物の種類や大きさはさまざま。県警によると、積み荷をしっかり固定せず、荷台に載せただけの状態で走行していたとみられるケースが大半という。
 高速隊の担当者は「三陸道を高速道路と認識せず、一般道と同じ感覚で走行する車両が多いことが要因」と分析する。
 県内の三陸道は、歌津−小泉海岸インターチェンジ(IC)間10.0キロと本吉津谷−大谷海岸IC間4.0キロが2月に開通し、気仙沼市にまで延びた。登米市の登米東和ICが北端だった震災時から33.8キロ長くなり、総延長は104.3キロとなった。
 東松島市の鳴瀬奥松島IC以北は無料通行で片側1車線の区間も多く、近隣住民らが一般道と勘違いしやすいとの見方もある。無料区間が延びたことに伴い、路上での通話や放尿、のり面での山菜採りなどの目撃情報も増えたという。


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2019年08月12日月曜日


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