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<楽天>渡辺佳、勝負強さ光る 6回冷静に勝ち越し打

6回東北楽天2死二塁、渡辺佳が勝ち越しの中前適時打を放つ(川村公俊撮影)

 つないで、つないで打ち勝つ。東北楽天打線に春先の好調さがよみがえった。
 主役は渡辺佳だ。1−0の四回2死満塁、竹安のシュートを迷わずに振り抜き、左前適時打とした。
 チームで唯一、得点圏打率が5割を超える渡辺佳は、これで満足しない。最大の見せ場は2−2の六回2死二塁。山田のスライダーを中前にはじき返した。
 平石監督は「山田のスライダーは独特。真っすぐの軌道から横に曲がるので、打つのが難しい。タイミングが合わない中、よく修正して打った」と感心した。
 渡辺はルーキー離れした冷静さで、この難しい球をあえて狙ったという。
 「(1ボール2ストライクまで)3球全てスライダー。(タイミングが合わない)空振りの仕方を見たら、(捕手は)決め球にスライダーを選ぶと思った。だから割り切った」。4球目。外側に逃げていくスライダーをバットの先、右手一本で運んだ。
 打線は攻撃の手を緩めない。直後の田中、堀内が四球を選び、2死満塁。茂木が右翼席へ、2017年5月14日以来2年ぶりの満塁弾を放った。「フルカウントなので甘い球が来る。そう信じて打った」と喜んだ。
 連敗は何としても避けたい東北楽天の執念が実った一戦。上昇気流に再び乗る契機となりそうだ。
(狭間優作)


2019年08月12日月曜日


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