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どぶろくに「限界なし」復活祝い発表会 平均年齢72歳の遠野・米通地区

完成したどぶろくと自治会長の佐々木さん

 7世帯15人が暮らす遠野市米通(こめどおり)地区の米を使ったどぶろくの完成発表会が9日、地区の自治会館であった。平均年齢72歳の「限界集落」が、かつて盛んに造られていたどぶろくを復活させた。
 住民たちが協力して無農薬栽培したあきたこまちを原料に、濃厚辛口の力強い味わいに仕上がった。遠野市は国のどぶろく特区で、醸造は市内の民宿に委託。NPO法人遠野まごころネット(遠野市)とイオンが取り組みを支援した。
 米通地区は内陸と沿岸を結ぶ街道近くに位置し、地名は関所を避けて米を運ぶ抜け道だったことに由来する。各家庭でどぶろくを造る風習があり、発表会では1960年代に密造酒を税務署に摘発された際の罰金通告書も披露された。
 自治会長の佐々木正さん(68)は「昔通りの味になった。どぶろくで米通の名を広め、大勢の人に来てもらいたい」と話した。今後、地区に醸造所を造る構想もあるという。
 720ミリリットル瓶で2500円。連絡先は遠野まごころネット0198(62)1001。


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2019年08月12日月曜日


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