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<ほっとタイム>被災地支援、思い新た 秋田と岩手つなぐ手作り絵本

「くまちゃんのゆめ」を見る永瀬さん

 森に1人で暮らすお絵描き好きの「くまちゃん」の夢に友達が現れ、さまざまな絵を描く。夢じゃなければいいと願うくまちゃんは、たくさんの絵と友達に囲まれ目を覚ます−。
 秋田から岩手県里親会を通じ、2014年に岩手の震災孤児・遺児に50冊贈った絵本「くまちゃんのゆめ」のストーリーだ。秋田市で雑貨店を営む永瀬幸子さん(50)が、東日本大震災の復興支援のため11年5月から市内で続ける「つながる青空市」で誕生した。
 「くまちゃんのお友達を描いて」と、来場した子どもたちに段ボールに描いてもらった。青空市のメンバーで考えた物語を添えて絵本に仕上げた。
 「心に残るものを贈りたくて」と永瀬さん。秋田の子には「被災地支援に参加したという思いを持ってほしかった」と振り返る。
 震災から8年5カ月。絵を描いた秋田の子も、読んでくれたであろう岩手の子も成長した。「みんな、ずっとくまちゃんの友達だよ」。永瀬さんは被災地と共に歩む思いを新たにする。
(秋田総局・佐藤駿伍)


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2019年08月12日月曜日


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