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本物の五木「ぴ」ろしです♪♪♪ 歌や漫談のボランティア、高齢者に人気

ボードを掲げて歌を披露する「五木ぴろし」こと加藤勝さん=仙台市青葉区

 仙台市宮城野区の元JR東日本社員加藤勝さん(68)がボランティアで披露する歌謡ショーが、市内の高齢者らの人気を集めている。歌手の五木ひろしさんに顔が似ていると言われ「五木ぴろし」の芸名で活動する。歌謡ショーは本家・五木さんのヒット曲メドレーのほか、漫談やクイズをテンポよく交え、毎回大きな笑いに包まれる。

 青葉区のグループホーム「セントケアホーム北根黒松」。7月18日、加藤さんの「豪華ディナーショー」があった。「本物の五木ぴろしです」。赤いジャケットを着た加藤さんが登場すると、18人の入居者はうちわを振って歓迎した。
 こぶしを効かせ、五木ひろしさんのヒット曲「そして…めぐり逢(あ)い」などを披露。途中で観客にマイクを渡し、昭和時代の歌謡曲を一緒に歌った。約1時間のステージで、最初は表情に乏しかったお年寄りも終盤には笑顔で手拍子した。
 JR東の技術職だった加藤さん。歌が好きで、現役時代は宴会で歌謡ショーをよく披露したという。定年退職後の2013年11月、自慢の歌で「お年寄りを楽しませたい」と一念発起。宮城野区社会福祉協議会にボランティア登録し、五木ぴろしの活動を始めた。
 マイクや音響機器、小道具は全て持参。時間も毎回1、2時間だが、依頼主の要望に合わせて長さや内容を変える。ショーでは歌詞や漫談の内容を大きく書いたボードを掲げる。一緒に歌えて、漫談の内容が理解しやすいように工夫する。
 加藤さんの歌や話の面白さだけでなく、お年寄りが参加しやすい進め方も評判を呼び、区社協を通さない直接依頼が増えた。歌謡ショーはこの5年半で、約140回を数える。
 現在は1カ月に平均5回の出演依頼があるという。今後は10回程度まで増やしたいと考える。加藤さんは「『また来てほしい』と喜んでもらえるのがうれしい。元気なうちはステージを続ける」と意欲を燃やす。
 連絡先は加藤さん090(7528)5125。


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2019年08月14日水曜日


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