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<いわて春夏秋冬>夜空焦がす縄文の炎/藤沢野焼祭(一関市)

縄文時代の土器作りを現代に再現した野焼祭

 縄文の炎が夏の夜空を焦がす。一関市藤沢町で10日夜、真夏の名物行事「藤沢野焼祭」が繰り広げられた。一夜限りの火祭りだ。
 夕闇迫る中、木の棒と板で起こした火が窯に移された。薪(まき)がくべられた窯は、立ち上がる炎で1000度近くの高温になる。全国から届いた約700点の作品を一晩かけて焼き固める。
 縄文の美に傾倒していた前衛芸術家岡本太郎さんも生前、祭り会場を訪れている。紅蓮(ぐれん)の炎と野趣あふれる祭りに触れて「ここには縄文人がたくさんいる」とうなった。
 野焼祭は今年で44回目。祭りの提唱者で地元の陶芸家本間伸一さん(71)は「全体的に独創的な作品が目立った」と今年の土器の出来栄えを評した。


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2019年08月14日水曜日


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