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防潮堤に銀輪の道 「いわき七浜海道」一部開通

防潮堤に整備された自転車道を走る親子連れ

 福島県いわき市は、東日本大震災の津波で大きく被災した沿岸部で防潮堤などを活用した自転車道路網「いわき七浜海道」を整備し、一部使用を始めた。被災地で震災後に整備された防潮堤を利用した自転車道路網は初という。
 震災前の約7割にとどまる観光客数の回復や市民の健康増進が目的。全長約53キロのうち、勿来の関公園から三崎公園までの南側約26キロが利用可能となった。久之浜地区につながる北側区間は来年度中に完成予定。
 既存の国道や県道、市道を組み合わせ、路面に走行方向の矢印を表示したり案内看板を設置したりして道路網とした。防潮堤部分は約53キロのうち約16キロ。今回はうち約4キロが完成した。
 2人の息子と防潮堤を走った市内の会社員福島善彦さん(38)は「好きな海を眺めながらサイクリングができて最高。地域のにぎわいにつながるといい」と話した。防潮堤を散歩する市内の介護施設臨時職員愛沢文典さん(70)は「津波被災地が復興に向かう姿も見てほしい」と語った。


2019年08月14日水曜日


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