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戦時下の仙台暮らしをたどる 空襲伝える手紙、武運祈る千人針 市歴史民俗資料館で企画展

展示されている軍服などを見学する来館者ら

 仙台市宮城野区の市歴史民俗資料館で、企画展「戦争と庶民のくらし5」が開かれている。同館が所蔵する戊辰戦争時の砲弾や、市民らから寄贈された第2次世界大戦に関する資料282点から、戦時下の仙台の様子や人々の苦悩を振り返る。
 「軍都仙台の成立」「仙台と第2次世界大戦」など七つのブースで、明治から昭和初期までの戦時下の庶民の生活を、時代ごとに紹介している。
 出征する兵士への寄せ書きが書かれた日章旗や、1945年7月10日の仙台空襲についてつづった手紙などが展示されている。女性たちが武運を祈り、トラをかたどって縫った千人針の前では、多くの人が足を止めて見入っていた。
 スペインから東北大に考古学を学びに留学中だというサンチェス・セリアさん(30)は「資料から当時の人々の感情が伝わってきた。過去との対話ができたと思う」と話した。渡辺直登学芸員は「展示物のほとんどが実物で貴重なものばかり。ぜひ家族で見学に来てほしい」と話す。
 11月10日まで。午前9時〜午後4時45分(入館は4時15分まで)。休館日は月曜(休日を除く)、休日の翌日、第4木曜。一般・大学生240円、高校生180円、小中学生120円。連絡先は同館022(295)3956。


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2019年08月15日木曜日


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