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<岩手知事選>与野党対決第2ラウンド 告示まで1週間

街頭演説で野党の結束を求める達増氏=11日、JR盛岡駅前
自民党県連の選対会議で決意を述べる及川氏=10日、盛岡市

◎達増氏、参院選共闘引き継ぐ/及川氏、雪辱へ態勢立て直し

 任期満了に伴う岩手県知事選(22日告示、9月8日投開票)は、7月の参院選岩手選挙区に続いて与野党両陣営による全面対決の構図がほぼ固まった。それぞれ参院選の候補と知事選の立候補予定者が立場を入れ替えて1週間後、与野党決戦第2ラウンドのゴングが鳴る。
 「東日本大震災からの復興など岩手の課題に取り組み、一緒に『希望郷いわて』を実現する」
 JR盛岡駅前で11日午前にあった街頭演説。マイクを握って絶叫したのは、先の参院選に野党統一候補として立候補し、初当選した国民民主党の横沢高徳氏(47)だった。
 これに「横沢さんが当選したことは誇らしい。岩手の未来を切り開き、日本を変えていく」と冷静に応じたのが、知事選に臨む現職の達増拓也氏(55)。参院選の横沢氏と同様、立憲民主、国民民主、共産、社民の4党が推薦する。
 盛岡市大通の選挙事務所も横沢氏から引き継いだ。11日午後に盛岡市で開かれた後援会連合会の総会には、野党の国会議員や県議、支持者が集結した。
 国民民主党の木戸口英司参院議員が参院選に続いて選対本部長を務める。「震災の復興事業を進め、国を動かしてきた達増県政に間違いはない。知事選は勝ち方の問題だ。圧倒的に勝とう」と気勢を上げた。
 これに対して元県議の新人及川敦氏(52)を支える自民党は、参院選での雪辱を果たそうと県連を中心に選挙態勢の立て直しを急ぐ。10日には衆院の選挙区ごとに選対会議を開いた。
 現職ながら参院選で敗北を喫した平野達男氏(65)も駆け付け「岩手は一人の政治家によるボス政治だ。知事選でこの流れを変えなければならない」と呼び掛けた。念頭に置いたのは、野党勢力を束ねる小沢一郎衆院議員(岩手3区)の存在だ。
 「参院選と全く同じ構図。(衆院岩手)2区が頑張らないといけない」。参院選で平野氏の得票が横沢氏を上回った2区選出の鈴木俊一・五輪相もまなじりを決した。
 参院選で選対本部長を務めた千葉伝県連会長が、知事選では総括責任者に就く。参院選の反省を踏まえ、有権者一人一人への声掛けを強化する方針だ。
 自民党とともに公明党県本部も推薦を決定。達増県政に批判的な無所属県議らも戦線に加わる。及川氏は「自民、公明、無所属県議が三位一体となって選挙を勝ち抜く」と自らを鼓舞した。


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2019年08月15日木曜日


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