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「馬面」花巻電鉄 旅情誘う 廃線50年で乗車会

狭い車内を体験する市民
独特の形状で「馬面電車」と親しまれた車両

 花巻市街地と花巻南温泉郷を結び、1969年まで運行されていた花巻電鉄鉛線の車両を保存展示する岩手県花巻市の材木町公園で、体験乗車会が開かれている。廃線から50年になるのに合わせ、地元の郷土史家菅原唯夫さん(70)が市に呼び掛けて実現した。20日まで。
 花巻電鉄で唯一現存する車両だが、台座として使われている枕木の傷みが激しく、荷重のかかる車内の一般公開は5年ぶりとなる。
 向かい合って座ると、膝と膝がくっつくほど狭い車内を見学した花巻市の会社員田口建二さん(50)は「今の時代にこれで温泉に行けたら面白いでしょうね」と話した。
 花巻電鉄は県道の一部を借用してレールを敷設したために最大幅員が1.6メートルしか確保できず、車両は独特の細長い形状となった。その見た目から「馬面(うまづら)電車」の愛称で市民に親しまれた。
 1915(大正4)年に営業運転が始まり、湯治客や沿線住民の足として利用された。宮沢賢治や高村光太郎が利用したことでも知られる。
 公園内の公共施設「市民の家」では、菅原さんが収集した花巻電鉄にまつわる写真展も開かれている。午前9時〜午後5時、入場無料。連絡先は菅原さん090(9532)7434。


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2019年08月15日木曜日


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