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脳性まひの16歳、8日間の留学実現「好きな英語、ハワイで」

母京子さん(右)とハワイでの行程を話し合う波奈さん

 手足が不自由で車いすで生活する宮城県西多賀支援学校2年坂本波奈(はな)さん(16)=仙台市青葉区=が18〜25日、初めての海外留学で米ハワイを訪れる。文部科学省の留学促進キャンペーンのWEB投票で1位になり、チャンスをつかんだ。「好きな英語で現地の人と話したい」と意気込んでいる。

 波奈さんは生まれつきの脳性まひで歩いたり座ったりできず、左手もほとんど使えない。学校では生徒会長を務め、英語の勉強にも熱心に取り組んでいる。
 文科省の企画「トビタテ!留学JAPAN#せかい部」への応募が、世界への扉を開いた。海外で伝えたいことなどをツイッターで宣言し、リツイート(転載)された数が多かった高校生3人が希望する国に行ける。波奈さんはフラダンスが好きな母京子さん(55)の影響もあり、ハワイ行きを目指して応募した。
 自分の名前が美しい自然で知られるハワイ・マウイ島の村「ハナ」に由来し、愛情や尊敬などを意味する「アロハスピリット」が心のバリアフリーにつながることなどを記した。その結果、735リツイートと応募者の中で最多の支持を集めた。
 ハワイではオアフ島などを訪れて現地の人と話したり、初めて行く現地の海の写真を撮影したりするという。
 波奈さんは「たくさんの応援に感謝したい。車いすの人が『自分も海外に行けるかも』と思ってくれたら、うれしい」と目を輝かせる。
 京子さんは「多くの人の温かさに触れ、支えてもらうだけでなく人を支えられるよう成長してほしい」と期待する。


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2019年08月16日金曜日


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