宮城のニュース

多賀城史読み解く歳時記 市議の藤原さん出版 地域紙連載151話まとめる

自費出版された「多賀城歴史歳時記」

 2024年に創建1300年を迎える多賀城の歴史を知ってもらおうと、多賀城市議の藤原益栄さん(62)が「多賀城歴史歳時記」を自費出版した。古代から現代まで、市域にとどまらず東北全体にまつわる151話を収めている。
 市議の傍ら執筆する週刊地域紙「多賀城民報」に、16年1月から約3年間連載した記事を二十四節気順にまとめた。約30年の資料収集と暦の知識を生かし、写真も多用している。
 宮城県の県名は多賀城にちなむ古代の宮城郡に由来することや、多賀城市と塩釜市をまたぐ場所にある坂総合病院が、幕末の仙台藩重臣坂英力の子孫によって設けられたことなどを紹介。勿来の関が宮城県利府町にあったという説、偽物とみられた多賀城碑が国重要文化財になる経緯も盛り込んだ。
 巻末には年表、地図、引用歌句詩一覧、多賀城碑文、参考文献などを収録。藤原さんは「長年歴史を調べてきた集大成。この本を手に旅してもらえればうれしい」と言う。
 藤原さんは岩手県岩泉町出身、東北学院大工学部卒。現在、多賀城市議9期目。「図説 多賀城海軍工廠(しょう)」「文学・歴史を読み解くための 暦のはなし」などの著書がある。
 A5判369ページ。2160円。多賀城市の主な書店で取り扱っている。連絡先は藤原さん022(368)6623、ファクス022(309)3910。


関連ページ: 宮城 文化・暮らし

2019年08月16日金曜日


先頭に戻る