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山形一小旧校舎にブックカフェ 文化創造都市の拠点に

教室を活用したブックカフェ

 山形市は市中心部の観光文化交流センター「山形まなび館」を地域文化の活性化拠点と位置付け、東北芸術工科大(山形市)と連携して、4年間にわたり段階的な改修に取り組む。7月には第1弾として1階にブックカフェ「Day&Books」を開設した。
 まなび館は山形一小の旧校舎(1927年築)で、鉄筋コンクリート地上3階地下1階建て。2000年に新校舎が完成し、市は旧校舎の1階と地下1階部分を観光案内所や貸しスペースとして活用してきた。
 一連の改修は「旧一小」と、問いの始まりを意味する「Q1」をかけて「Q1プロジェクト」と名付けられた。「活用実験」「調整工事」「本格始動」の3段階に分けて建物全体を再整備し、22年度の全館オープンを目指す。
 ブックカフェは活用実験の第1弾で、文化芸術関連の書籍を中心に約370冊をそろえた。一角に設けられたカウンターで、コーヒーなどを販売。利用客はかつて小学校で使われていた学習机で、コーヒーを飲みながら読書を楽しむことができる。
 現在閉鎖中の2、3階でも今後、イベントを実施し、施設利用の在り方や可能性を探るという。
 プロデューサー役を担う馬場正尊・同大デザイン工学部教授は「旧一小時代のアイデンティティーを継承しつつ、文化創造都市の拠点としてどのような形が望ましいか、市民と考え続ける空間にしたい」と語る。
 Q1プロジェクトは、山形市が17年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)創造都市ネットワークの映画分野に加盟したことを受け、市が取り組む「創造都市推進事業」の一環。ブックカフェは午前10時半〜午後6時。月曜定休。まなび館閉館日も休業する。


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2019年08月17日土曜日


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