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サンマ大漁小旗に願い 気仙沼「出船送り」

大勢の市民の見送りを受けて気仙沼港を出港するサンマ船

 宮城県気仙沼市の気仙沼港を基地とする大型サンマ船が17日、出港した。20日の漁解禁に備え、北海道釧路港などに向かう。
 同市魚浜町の岸壁では航海の安全と大漁を願う「出船送り」があり、威勢のいい太鼓が鳴り響き、乗組員の家族や市民が「福来旗(ふらいき)」と呼ばれる小旗を振って見送る中、12隻が次々と出港。同日中にさらに2隻が出港した。
 気仙沼市魚市場には昨年、1万7280トンのサンマの水揚げがあり、不漁の前年(9676トン)から回復した。水産庁の予想では、今季の本漁期(8〜12月)の回遊量は前年を下回る見通し。第81豊清丸(199トン)の中舘捷夫漁労長(77)は「不安の中での漁だが諦めずに頑張る」と話した。
 サンマ漁は今年から通年操業が可能になり、第68福神丸(199トン)は5月から北太平洋公海での漁に参加した。水揚げはほとんどなく燃料代で消え、人件費を差し引くと赤字だったという。佐藤健二漁労長(44)は「旬の秋にサンマが見えてくることを願うしかない」と祈るように語った。


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2019年08月18日日曜日


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