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<東日本大震災>祈りの明かり重なる面影 津波被災の仙台・荒浜で灯籠流し

夕闇に包まれた貞山堀に揺れる灯籠の明かり

 東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた仙台市若林区荒浜の貞山堀で17日、夜の灯籠流しがあった。約200個の灯籠が水面(みなも)に浮かび、元住民を中心とする参加者は先祖や津波の犠牲者を悼みながら明かりを見つめた。
 元住民や支援者でつくる実行委員会が主催。震災当時、貞山堀の近くに自宅があった若林区の赤間順子さん(72)は、震災で義理の娘を失った。
 「派手好きな人だったから、灯籠には花びらのシールを貼って明るい飾り付けにした。夜の灯籠流しは本当にきれい」とほほ笑んだ。
 津波で街路灯が流され、2011年から17年までは安全性を考慮して昼間に開いていた。道路の整備が進み防犯面の不安も改善されたため昨年、夜間の開催が復活した。


2019年08月18日日曜日


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