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サンマ不漁打開へ一丸 大船渡で出船式

家族らに見送られて出港するサンマ船団

 サンマ漁の本漁期(8〜12月)に合わせ、水揚げ本州一を誇る大船渡市魚市場で17日、大型漁船6隻の出船式が行われた。サンマ漁は4年連続で不漁が続いており、今年も来遊量が昨年を下回ると予想されている。集まった乗組員の家族や市民約500人が豊漁を願い、盛大に送り出した。
 出港したのは、大船渡市の水産会社「鎌田水産」が所有する三笠丸船団。出船式で鎌田仁社長が「おいしいサンマを多く水揚げし、水産のまち大船渡の発展に寄与したい」とあいさつした。子どもたちが各船の漁労長に激励の花束を贈った。
 船団は20日以降、北太平洋のロシア海域か公海で操業を開始する。大船渡市内でサンマのイベントがある25日までに初水揚げを目指す。
 第8三笠丸の清枝光臣漁労長(76)は「(先行して行われた)今年の公海操業を踏まえると厳しい状況だが、行ってみなければ分からない。一丸となって頑張る」と表情を引き締めた。
 サンマ漁は今年から通年操業が認められ、一部の大型サンマ棒受け網漁船が5〜7月に公海で操業した。漁獲量は試験操業だった前年比の57%にとどまった。8月の本漁期に入って既に100トン未満の中型漁船と小型漁船は出漁しているが、いまだに水揚げがない。


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2019年08月18日日曜日


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