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#シギセン 若者のつぶやき@仙台(1)安心できる未来を託す

同級生と卒業後の進路を語り合う山口さん=仙台市青葉区の宮城広瀬高

 仙台市議選(25日投開票)が始まり、真夏の論戦が熱を帯びる。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初めての市議の選択機会。若い世代の投票率にも注目が集まる。杜の都の若者は政治に何を期待し、目の前の「シギセン」に何を思うのか。つぶやきを拾う。(報道部・石川遥一朗、三浦夏子)

◎宮城広瀬高3年 山口莉那さん(18)

 宮城広瀬高3年山口莉那(まりな)さん(18)=宮城野区=は4月生まれ。新学期早々に選挙権を得て、7月の参院選で「投票デビュー」した。
 人生最初の1票は投開票日の4日前、母親と訪れたJR仙台駅前のアエル期日前投票所で投じた。
 「難しい手続きがあるのかも」と、ちょっと緊張した。本人確認を済ませ、投票用紙を受け取り、未来を託すと決めた候補者の名前を書き、投票箱に入れた。
 拍子抜けするほど、あっという間に終わった。
 2年生の時、シチズンシップ(主権者)教育の授業で、選挙の仕組みや意義を学んだ。知事選の模擬投票にも挑戦し、架空の候補者4人から1人に投じた。
 「聞こえがいい言葉を並べる候補者ではなく、公約実現のプロセスを示すなど、実行力がありそうだと思えた候補者に決めた」
 市議選は2度目の投票機会になる。「市議の仕事はまだよく分からない。これから政策を見比べ、共感できる人に投票したい」
 仙台生まれ、仙台育ち。高校生活は中学1年から始めた剣道の傍ら応援団に入り、団長として野球部の応援などに明け暮れた。
 6月に応援団を引退し、今は就職活動に本腰を入れる。卒業後は地元に残り、販売職か事務職に就くのが希望だ。就職説明会に通い、企業の情報収集に追われる。
 あと2年で成人。時折、遠い将来を考えることがある。「自分たちが年金をもらうのは難しいだろう」。政治のニュースに触れ、悲観的になったりする。
 「候補者は投票率の高い高齢者が喜ぶ政策を掲げたがる。投票に行かなければ若い世代につけが回る」
 会員制交流サイト(SNS)で、そんな書き込みを見つけた。背中を押されたような気がした。
 同級生は「投票なんて意味ない」と諦めているが「自分の1票が若い世代が安心して暮らせる社会につながる」と信じている。


関連ページ: 宮城 社会 仙台市議選

2019年08月19日月曜日


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