福島のニュース

広野町で実証栽培のバナナ101本、初収穫 9月下旬にも出荷、販売

初収穫された株になった101本のバナナ。福島県広野町振興公社の職員が栽培に当たっている

 福島県広野町で19日、昨年9月に実証栽培が始まったバナナが初めて収穫された。愛称は「綺麗(きれい)」に決定。東京電力福島第1原発事故からの復興を後押しする特産品を目指し、9月下旬以降に本格的に出荷、販売される。

 町振興公社が二ツ沼総合公園のビニールハウスで栽培中。収穫式があり、内堀雅雄知事と遠藤智町長が収穫期を迎えた緑色のバナナの房にはさみを入れた。
 バナナは約1週間、追熟すると黄色になる。苗は岡山市の農業法人が開発し、独自の品種改良で寒さに強いのが特徴。無農薬で栽培し、皮ごと食べられる。
 150株のうち、初日に収穫したのは101本が実った1株のみ。残りは今後収穫期を迎え、9月下旬以降に公園や近くのサッカー施設Jヴィレッジなどで販売する。価格は1本300円程度を想定。量販店や首都圏のフルーツ専門店にも取り扱いを働き掛ける。
 5月に50株を追加で植えており、来春までに約3万5000本を出荷する。3年間で約20万本を供給する計画だ。公募で決まった正式名称は「朝陽(あさひ)に輝く水平線がとても綺麗なみかんの丘のある町のバナナ」。
 原発事故で町は一時、全町避難した。公社の中津弘文社長は「町が元気になったことをバナナを通じて情報発信したい」と話した。


2019年08月20日火曜日


先頭に戻る