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#シギセン 若者のつぶやき@仙台(3)SNS使い情報発信を

吹奏楽部でフルートを練習する穴沢さん。大学の講義やアルバイトもあり、多忙な日々を過ごす=仙台市青葉区の宮城教育大

 仙台市議選(25日投開票)が始まり、真夏の論戦が熱を帯びる。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初めての市議の選択機会。若い世代の投票率にも注目が集まる。杜の都の若者は政治に何を期待し、目の前の「シギセン」に何を思うのか。つぶやきを拾う。(報道部・石川遥一朗、三浦夏子)

◎宮城教育大2年 穴沢夏実さん(21)

 「参院選が7月に終わり、今年はもう選挙がないものと思っていました」
 仙台市太白区の宮城教育大2年穴沢夏実さん(21)は最近になり、市議選(25日投開票)があることを知った。どちらかと言えば政治に関心がある方だが、本来は身近な市議が国会議員より遠い存在に感じる。
 政治の話題は無料通信アプリ「LINE」や会員制交流サイト(SNS)でチェックする。不祥事などの特異な出来事でもない限り、地方議会がネットで話題になることなどない。
 だからなのか。「仙台市議の仕事が分からないし、そもそも議会棟がどこにあるのか知らない」と話す。
 大学の吹奏楽部に所属する傍ら、市民楽団に参加する。小学3年で始めたフルートが担当。合奏して奏者が一体になる感覚が楽しい。
 平日の2日間と土曜日は部活動、日曜日は市民楽団の練習がある。大学の講義は毎日あり、週3日は早朝から飲食店のアルバイトをこなす。スケジュールはびっしりだ。
 「忙しい」を言い訳にせず、投票には足を運んできた。2016年、高校3年の時に選挙権が18歳以上となり、翌年の仙台市長選で初めて1票を投じた。同年10月の衆院選も投票した。
 だが、今年7月の参院選は棄権してしまった。投票日に行くつもりで、公約を読み比べたが、当日は吹奏楽部のコンクールの準備に追われ、投票所を訪れる時間が結局、取れなかった。
 「教員志望で、子どもの手本になる大人になろうと心掛けていた。ちょっと悔しい」と表情を曇らせた。
 16日に告示された市議選は炎天下、候補者が激しい舌戦を繰り広げる。人柄や公約などのリサーチはこれからで、ほぼゼロからの吟味になるが、投票には「必ず行く」と決めている。
 国政選挙のようにスマートフォンを見れば候補者に関する情報があふれ、空き時間で簡単に調べられないことが、もどかしい。
 「市議選の候補者がSNSを使いこなし、もっと情報発信してくれるとうれしいかも」と思ったりする。


2019年08月21日水曜日


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