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伊藤ふたば、力出し切れず日本人最下位 Sクライミング女子複合 

女子複合決勝 ボルダリングで課題に挑む伊藤(川村公俊撮影)

 持てる力を出し切れなかった。伊藤は得意のスピード、ボルダリングで上位に入れず、日本人4人のうち最下位の7位。「緊張してうまくいかなかった」。真っ赤な目で肩を落とした。
 トーナメント方式の最初のスピードでつまずいた。予選タイムは決勝進出8人中2位。実力はありながら1本目でミスが出て格下に敗れてしまう。最終的には不本意な5位だった。
 続くボルダリングは日本人選手全員がハイレベルの実力を持つ。全3課題のうち第一人者の野口が2完登でこの種目1位となり、野中と森も1完登。伊藤は完登目前まで行きながら、わずかに手が届かず完登なしで6位に。リードは4位と善戦し、意地を見せた。
 5月の複合ジャパンカップ決勝ではスピードの1本目でミスし、そのまま下位に沈んだ。今大会はミスがあった後に会心の登りを見せて自己ベスト8秒655をマーク。「気持ちを切り替えられた」と成長を感じさせる場面もあった。
 2017年のボルダリングジャパンカップを14歳で制し、東京五輪をずっと目標に据えてきた。「スピードで上位に入れなかったのが敗因だが、ボルダリングでも強い選手のように決め切る力が足りなかった」と結果を謙虚に受け止めた。
 五輪出場権は来年の複合ジャパンカップまで持ち越しとなった。「まだチャンスはある」。前を向くしかない。(岩崎泰之)


2019年08月21日水曜日


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