宮城のニュース

宮城県産和牛DNA不一致 県、刑事告発を検討 不適正な人工授精疑い

 石巻市の獣医師が人工交配した宮城県産和牛23頭のDNAが父牛と不一致だった問題で、宮城県は21日、家畜改良増殖法違反容疑で、獣医師の刑事告発を検討する方針を示した。同日の県議会常任委員会で、佐藤夏人農政部長が明らかにした。
 県は5月、同法に基づき、獣医師に対し立ち入り検査を実施。人工交配した種雄牛と繁殖用雌牛の名前や実施日時を記録した台帳の記載事項に多くの不備が見つかった。精液が入っていたストローなども適切に管理されていなかった。
 同法は家畜人工授精業務の適正実施を求めており、違反すると20万円以下の罰金などが科される。佐藤部長は「法に違反するかどうかを県警に相談している。できれば刑事告発したい」と説明した。
 獣医師はこれまでの県の調査に「不注意や勘違いで取り違えて授精証明書を発行してしまった」と話している。
 再発防止に向け、県は家畜人工授精の適正化に関する要領を制定する方針も明らかにした。人工授精を実施するたびに人工授精師に証明書の発行を求めることなどを盛り込む方針。


関連ページ: 宮城 社会

2019年08月22日木曜日


先頭に戻る