宮城のニュース

3度目冬季五輪古里から 富谷出身スケルトン男子高橋選手 活動拠点 長野から移す

PRポスターの前で、冬季五輪出場への意欲を見せる高橋=富谷市役所

 宮城県富谷市出身で2014年ソチ、18年平昌冬季五輪スケルトン男子日本代表の高橋弘篤(35)が、長年活動拠点としてきた長野県を離れ、古里でトレーニングに励んでいる。「次の22年北京は地元から目指したかった」。生まれ育った地に戻り、冬季五輪3大会連続出場への決意を新たにする。
 富谷市あけの平小、富谷二中、富谷高卒。仙台大進学後にスケルトンを始め、ソチで12位、平昌では22位となった。
 07年から長野に練習拠点を構えており、東日本大震災時も長野で海外遠征の準備中だった。「被災した友人からの『頑張ってこい』との激励が、ソチ出場への力になった」と高橋。「支えてくれた地元に貢献したい」との思いをずっと抱いていた。
 平昌五輪後の18年11月、電気工事会社「トゥーホームサービス」(大崎市)への所属が決定。今年4月、宮城県利府町の親類宅で妻、子ども2人との新生活を始めた。
 スケルトンは、鉄製のそりにうつぶせの状態で乗って氷のコースを滑降する。最高速度は140キロに達する。コース使用は冬に限られ、春から秋は主に基礎トレーニングを積む。現在は富谷市や宮城県大和、利府両町の体育施設、母校の仙台大で汗を流す。
 スケルトンには45歳で冬季五輪出場を果たした選手もおり、より上位を目指す気持ちに変わりはない。そりを押し、走って飛び乗るまでのタイムは年々速くなっているという。
 スポンサー企業の協力でPR用ポスター200枚を作り、富谷市内の公共施設に掲示してもらっている。「古里で受ける応援は何よりのエネルギーになる。五輪を目指す力を付けて結果を出し、若い世代、子どもたちに経験を伝えていきたい」と意欲を語った。


2019年08月22日木曜日


先頭に戻る