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仙台市「音楽ホール候補地に公園」案 審議会で再び異論噴出

 仙台市の緑化政策を議論する「杜の都の環境をつくる審議会」が22日にあり、市は公園と広場を建設候補地とする音楽ホール構想を説明した。3月の審議会で「公園は空き地じゃない」と異論が噴出したため、委員に理解を求める目的だったが、今回も反対意見が相次ぎ平行線に終わった。
 有識者による音楽ホール検討懇話会が3月27日、郡和子市長に提出した報告書の内容を説明した。
 候補地に青葉区の西公園(市民プール跡、市民図書館跡、お花見広場)や錦町公園など市中心部の7カ所がリストアップされ、市が年度内に建設地を決定することなどが伝えられた。
 これに対し、日本造園修景協会理事の近藤寛委員は「ホールに必要な約1万平方メートル(の用地)を切り取るだけでは済まず、公園機能が損なわれるだろう。ホールを造ることに反対はしないが、公園に造ることは反対だ」とくぎを刺した。
 東北大キャンパスデザイン室の小貫勅子委員は、財政負担の軽減のため、公園を活用することを疑問視。「公園以外を含め、どこにホールを造ることがベストな選択なのかを考えた上で予算を確保すべきだ。きちんと開かれた議論の場も設けてほしい」と迫った。
 審議会の中静透会長は「杜の都を象徴するのが公園で、緑の専門家である委員から厳しい意見が多く出された。私もそれに近い意見を持つ。(ホールの建設地は)市民の合意を得ることが重要だ」と指摘した。


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2019年08月23日金曜日


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