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新議員の報酬増に現議員「待った」宮城・村田町議会、任期満了直前のきょう異例の議案採決

 27日に現議員の任期満了を迎える宮城県村田町議会は23日に臨時会を開き、新議員12人に適用される予定となっている議員報酬の月額3万円引き上げを取りやめる議案を採決する。報酬引き上げの条例改正案は昨年の6月定例会で可決したが、今回の議案を提出した議員は、11日に投開票があった町議選での有権者の反応を理由に挙げている。
 22日の町議会全員協議会で、報酬引き上げを取りやめる議案を提出した町議4人のうち佐藤洋治氏は「町の財政が厳しい中、議員だけが報酬を上げるのはおかしい。選挙中、多くの有権者から指摘された」と説明した。
 昨年の6月定例会では、若い世代や子育て中の女性が議員になりやすくするため、議員報酬の増額が必要と判断し、全会一致で条例改正案を可決。増額に合わせ、議員定数を14から12に削減することも決めた。
 11日の町議選では、現議員13人(欠員1)のうち3人が落選した。23日の臨時会で採決される議案には、この3人が議案提出者と賛成者になった。賛否は拮抗(きっこう)しており、可否同数の場合、今期限りで引退する渡辺元道議長が裁決する。
 新議員の処遇に関する案件を任期満了直前に採決するのは異例。議案に反対する町議は「昨年の全会一致の判断は何だったのか。せめて、取りやめを採決するなら、新人で当選した3人を加えた新議会の構成で判断すべきだ」と語る。
 全国町村議会議長会事務局は「選挙結果が出た後、任期満了前に臨時会を開くのはゼロではないかもしれないが、聞いたことはない」と話した。


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2019年08月23日金曜日


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