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認知症、寸劇で理解深めて 専門家熱演「じゅんちゃん一座」青森を一巡 

田舎館村で公演し、青森県全市町村訪問を達成した「じゅんちゃん一座」

 寸劇を交えて認知症への理解を広める活動をする青森県十和田市の「じゅんちゃん一座」は21日、同県田舎館村を訪問し、目標の一つだった県内全市町村での公演を達成した。実際に現場を知る専門家が演じることも好評の一因で、一座は「やっと県内を全部回れたが、もっと理解を深めるお手伝いができればいい」とさらなる活動に意欲をみせる。
 一座は医師や保健師、ケアマネジャー、介護福祉士らが2011年12月に結成。十和田市立中央病院メンタルヘルス科の竹内淳子診療部長が座長を務める。
 テーマは一般的な認知症のほか、若年性認知症、徘徊(はいかい)などで、現在8作品ある。竹内座長の説明や解説を挟みながら、実際に起こる事例と改善例を寸劇で紹介する。認知症を楽しく学んでもらうため、寸劇には方言を取り入れた。
 さらに広く知ってもらおうと、県内全域を回ることに力を入れてきた。年内には他の東北5県でも1回以上の公演を達成する見込みで、東海や九州なども訪れる。これまでに約2万7000人が公演を楽しんだ。
 田舎館村ふれあいセンターであった186回目の公演は、地域の高齢者世帯を見守る協力員の研修会。45人ほどの参加者を前に第1作の「姑(しゅうとめ)VS嫁 絶対お前が盗(と)ったんだ!!」をユーモアを交えて披露し、会場は笑いに包まれた。
 竹内座長は「認知症を正しく知ってもらうための種まきが終わったところ。いかに育てていくかがこれからの課題で、思いが一層強くなった」と話した。


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2019年08月23日金曜日


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