宮城のニュース

インスタ活用、街づくりに若い感性 インターン生が政策提案 気仙沼市

観光客の増加策を発表する大学生

 気仙沼市役所でインターンシップ(就業体験)をした大学生が23日、市が抱える課題などを改善する政策を発表した。東日本大震災で被災した海岸にできた防潮堤を生かした観光戦略や写真共有アプリ「インスタグラム」を活用した市の情報発信など若々しいアイデアを提案した。
 市役所であった発表会には菅原茂市長ら市幹部が出席。気仙沼や仙台市出身で気仙沼市外に住む大学生5人が、個人やグループに分かれて19〜23日の日程で関係者から聞き取り調査するなどしてまとめた。観光戦略や人口減少対策など三つの政策を発表した。
 同市本吉町の小泉海水浴場を盛り上げる観光事業として、海水浴場の背後にある県内で最も高い海抜14.7メートルの防潮堤を観客席として使い、映画鑑賞会などを開くアイデアが出された。
 インスタグラムを活用して気仙沼の自然や食などを発信する観光施策や、地元の高校生に気仙沼市内の企業で働く魅力を知ってもらう情報発信の重要性を訴える提言もあった。
 気仙沼市出身で国学院大法学部2年星遥香さん(20)は「市役所の仕事を経験し、気仙沼に戻りたいとの思いが強くなった」と強調。仙台市出身の東北大経済学部3年庄子直哉さん(21)は「新鮮で、やりがいのある仕事だと思った」と感想を述べた。
 気仙沼市は初めてインターンシップを実施。市によると、県内の自治体が取り組むインターンシップで実際に政策立案までを体験してもらう試みは初めて。
 菅原市長は「若い感性が生きた、実際の街づくりに役立つような提案ばかりだった」と評価していた。


2019年08月24日土曜日


先頭に戻る