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<仙台市議選>きょう投票 低投票率必至? 30%前後予想も

 25日に投開票を控える仙台市議選で、低投票率への懸念が強まっている。前回2015年は過去最低の35.83%を記録。今回は「前回並みか、もっと下がる」と予想する候補者が多く、30%前後という厳しい見方もある。市選管は「投票率向上の視点」で、27日の任期満了間際の日程を選んだというが、告示日がお盆と重なるなどして有権者の関心は高まっていない。

 過去の投票率はグラフの通り。政令市移行後、最初に行われた1991年以降、低下の一途をたどる。2003年に50%を割り、15年は40%も下回った。
 「今回は明確な争点がない。投票率は下がる」。宮城野区のベテラン現職は、街頭演説などでの有権者の反応の悪さを指摘する。
 前回は安全保障関連法案の国会審議中に行われ、与野党が激突した選挙戦だった。それでも投票率は初の30%台に低下し、過去最低を更新した。今回は「上昇する要素が見当たらない」という声がもっぱらだ。
 支持組織の結束を武器とする太白区の現職も「ビラは受け取ってくれるが、実際に投票に行ってくれるかどうか」と異変を感じる。
 7月21日に参院選の投開票があり、約1カ月後の市議選。市選管は可能な限り参院選と離すことで、投票率上昇が期待できると見込むが、その結果、お盆期間を含む9連休中に市議選が告示される日程となった。
 泉区の中堅現職は「投票率が低いと浮動票が少なく、一般的に知名度や組織力のある現職に有利」と自身にはプラスと解説。同区の新人は負けじと無党派層の浸透を狙い「前回を上回ってほしいというのが、正直なところ」と期待する。
 投票率は上向くと予想する候補者もいる。
 若林区のベテラン現職は、前回を上回った期日前投票を注視。「多くの候補者が選挙区を回り、有権者にそれなりのインパクトを与えた。終盤にかけ反応が良くなった」と分析する。
 宮城野区の現職陣営の関係者は、低投票率だった場合の影響を懸念する。「一部の人が選んだ議員と思われ、有権者の代表と言えるかどうか疑問符を付けられてしまう。主権者意識をどう啓発するか考え直す必要がある」と問題提起する。


2019年08月25日日曜日


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