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避難の大切さ伝えたい 山元の中1佐藤さん防災士に合格 宮城県内最年少か

合格通知書を手にする佐藤さん

 宮城県山元町山下中1年の佐藤禅介さん(13)が、NPO法人日本防災士機構(東京)が認定する防災士の資格試験に合格した。合格時は12歳で、県内で最年少とみられる。佐藤さんは「災害からどう命を守るのか伝えていきたい」と意気込む。

 7月下旬に仙台市で2日間の研修と筆記試験を受け、今月6日付で合格通知書が届いた。合格するには30問の選択問題で24問以上の正解が必要。本年度から合格基準が従来の7割から8割に引き上げられた。今後、救急救命講習を経て防災士に登録される。
 地元が東日本大震災で被害を受けたことが防災士を目指すきっかけになった。当時、避難した山元町役場から津波が町をのみ込む様子を目撃。内陸部の自宅は無事だったが、「何が起きたのか、とぼうぜんと眺めていた」と振り返る。
 中学生になり、受験を申し込んだ。約370ページの分厚い教本が届いたが、小さい頃から本が好きで、苦にならなかったという。重点項目を中心に短期間で集中して勉強した。「合格してホッとした」と笑顔を見せる。
 伝えたいのは避難の大切さ。「豪雨災害では事前に情報が出されても逃げない人が多かった。自分の命は自分で守ることを伝えたい」と語る。
 野球部に所属し、ダンスが得意でプログラミングにも関心がある。「将来の夢は発明家。人の命を助けられる道具や機械をつくりたい」と夢を描く。


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2019年08月25日日曜日


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