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車いすバスケのエース藤本、力試し 29日からワールドチャレンジ杯

実戦形式の練習でシュートを狙う藤本=21日、千葉ポートアリーナ

 車いすバスケットボール男子日本代表でパラリンピック4大会連続出場のセンター藤本怜央(35)=宮城MAX(マックス)=が29日〜9月1日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで開かれる国際大会、ワールドチャレンジ・カップに臨む。得点力だけでなく、味方との連係も深化。2020年東京パラリンピックに向け、現在地を確かめる。
 21日、千葉ポートアリーナであった実戦形式の練習では、存在感が際立っていた。激しい当たりに負けずにシュートを沈める。アシストも目立ち、藤本に守備が集まった瞬間、ゴール下に走り込んだ味方にパス。より高確率のシュートを選択していた。
 日本の武器は攻守の切り替えの速さだが、遠征などを繰り返し「それだけでは押し切れない」と実感。今年は弱点だったハーフコートの攻撃も磨いてきた。ワールドチャレンジ・カップでは、1年後につながる手応えをつかみたい。
 チームはエース頼みになりやすい。世界からのマークも厳しくなる。「僕も味方をちゃんと信用し、頼ることが大切」と藤本。及川晋平監督は「『(ボールを)全部俺によこせ』ではなく、全員を生かす仕事を頑張っている」と評する。
 藤本は4月から車いすの改良も重ねてきた。右膝から下を切断し、普段は義足で生活している。以前は上半身や左脚の力だけでプレーしていたが、右脚にソケットを付けて車いすに固定し、両脚とも踏ん張れるように。これまでと比べて激しい衝突に強くなった。
 東京パラまで1年。「間違いなく金メダルを取る」と公言する。最高成績の08年北京大会7位を上回る目標を掲げ、チームの力を引き上げる。(佐藤夏樹)


2019年08月25日日曜日


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